「色々な勉強法があってどれがいいかわからない」
「出来る人のやり方を真似してみたけど上手くいかない」
勉強についてこんな悩みを持っていませんか?
そんなあなたにおすすめの本があります。
『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれるあなたが伸びる学び型』
この本を読めばあなた専用のブレない勉強法を手に入れることができます。
この記事を読むと
・『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれるあなたが伸びる学び型』の概要が分かります。
・実際に読んだ感想が分かります。
FFS理論とは?
FFS理論とは小林惠智博士によって開発された理論です。
ストレス理論をもとに開発され、環境や刺激に対する感じ方や捉え方の特性を5つの因子として軽量化しています。
5つの因子は以下の通りです。
・凝集性因子:自らの考えを固めようとする力。こだわりが強い。
・受容性因子:無条件に受け入れる力。柔軟性がある。
・弁別性因子:白黒はっきりさせる力。合理的で計算的。
・拡散性因子:飛び出していこうとする力。活発で行動力がある。
・保全性因子:維持しながら積み上げる力。コツコツと進めるのが得意。
この5つの因子のどれが良い/悪いということはなく、自身の思考や行動のパターンがどの因子の影響を与えているのかを表します。
自分が5つの因子のどの因子から受けている影響が大きいのかを知ることができれば、自分に合った行動を取ることが出来るようになります。
なお、『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれるあなたが伸びる学び型』を購入すると特典としてFFS診断を受けることが出来るので気になる方はぜひ試してみてください。
なお、本記事を読むに当たって重要な因子については、あなたにとってどの因子の傾向があるか分かる質問を用意しているのでこのまま読み進めて行ってくださいね!
生まれ持った個性が学び型を決める

先程の5因子のうち「保全性」と「拡散性」は生まれ持った個性です。
人は成長していく中で様々な経験を通して考え方が醸成されていきます。
しかし、同じ環境の中にいても全く違う受け止め方をする人もいますよね?
その原因の1つが「保全性」と「拡散性」のどちらの影響が大きいかという個性の違いです。
そして学びにおいてもそれぞれに合った「型」があります。
学び型には「保全性」と「拡散性」が重要
そして、学びには先程紹介した先天的な因子である「保全性」と「拡散性」が大きな影響を及ぼします。
「保全性」と「拡散性」は好き嫌いに関わる因子です。
どのような行動が好きか、どのような環境に嫌悪感を感じるか。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、自分が好きな行動のパターンを知れば自ずと学習効果も上がってきます。
それではここであなたがどちらの因子の傾向が強いかが分かる質問を一つ用意しました。あなたはどちらに近いですか?
あなたが本を読むとき
①気になる本を同時に色々読む
②1冊を読み終えてから次の本を読む
①の人は「拡散性」の傾向が強く、②の人は「保全性」の傾向が強いと思われます。
本記事執筆者たのしょーはバリバリ「保全性」
ということで僕たのしょーも診断をやってみました。
結果はバリバリの保全性。
どうやら日本人の65%は保全性が高い傾向にあるとのこと。
典型的な日本人ということなのでしょう。
確かにコツコツと何かをするのは嫌いではない気がします。
タイプ別の学び型
ここからは「保全性」、「拡散性」それぞれに合った学び型についてお話しします。
「保全性」の学び型

僕たのしょーと同じ「保全性」の高い方は「失敗したくない」「確実に成功させたい」という気持ちが強い傾向があります。
失敗したくない気持ちすごく分かります。
そんな「保全性」の高い人がまず行うことが「情報収集」です。
最初に情報を集め「これなら出来る」という見通しが立つと行動を始めます。
行動を始めてからは、基本的なことを着実に積み上げていきます。
算数の勉強をする場合、「足し算」の次に「引き算」、それが出来たら「掛け算」という感じです。
1つのことが「確実に出来る」という感覚を持って初めて次の段階に進むことで安心するのです。
何事も不安なまま進めない、コツコツと納得いくまでやり込みながら進めていくことが「保全性」の必勝法です。
コツコツと積み上げて体系化していくのが「保全性」の学び方なのです。
「拡散性」の学び型

一方「拡散性」の学び方はどうでしょうか?
「拡散性」の高い方は「好き」や「面白そう」といった気持ちが学習動機になります。
全く経験のないことでも「なんかできそう」と考え行動します。
そんな「拡散性」の高い人にとって大切なのは「自由に体験できること」。
気分のままに体験し、そこで様々な成功や失敗を経験することこそが大切なのです。
経験を繰り返すと何事にも共通する「普遍性」や「法則性」に気がつきます。
そこに至るためには「楽しかった」「面白かった」で終わらせないこと。
「なぜうまくいった/いかなかったのか」を検証しながら日々の体験の質をあげていくことで共通の法則にたどり着く、というのが「拡散性」の必勝法です。
体験を通して概念化していくのが「拡散性」の学び方です。
この他にも『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれるあなたが伸びる学び型』の中にはそれぞれの特性に合った以下のことが説明されています。
・目標設定の方法
・計画の立て方
・習慣化の方法
・お子さんの個性を推測する方法
勉強に悩む方、我が子に勉強を得意になってほしい親御さんなどに本当におすすめの一冊ですのでぜひ読んでみてくださいね!
たのしょーが印象に残った部分
最後に「あなたが伸びる学び型」を読んで個人的に印象に残った部分についてお話しします。
バリバリの「保全性」であることがこの本を読んで分かりました。
そして、本書の中にまさに「自分のことだ」と感じる箇所がありました。
一つのことを学ぶと、その周辺の知識をインプットして、関連知識を増やしていきます。「保全性」の高い人は「抜け漏れがある」と思うと不安なのです。その心理は「どんな質問を受けても答えられるように準備しておきたい」。
『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれるあなたが伸びる学び型』p68,6行目〜
僕は中学生時代に数学で4点を取るような時期もあれば、高校時代は学年で3番をキープし国立大学に進んだ時期も経験しています。
いわゆる「勉強ができない自分」と「勉強ができる自分」を知っています。
(あくまでも自分の中での比較ですが、、所詮並の学力でございます、、笑)
比較的結果が出ていた時期は引用部分の考え方が顕著に出ていました。
というよりは、「抜け漏れへの不安」という心理に対応する時間の使い方をしていました。
保全性の心理は振り返ると諸刃の剣でした。
「不安だから徹底的な準備をする」ことで良い結果が出ることはわかっています。
しかし、そこにはある程度の時間がかかることもわかっています。
つまり、「もう間に合わない」「時間が足りない」ということもわかってしまうのです。
勉強ができなかった中学時代は部活に追われて「もう勉強したって間に合わない」と感じていました。
だから結果が出なかった。
逆に高校時代は勉強を優先事項にしていました(勉強ができるクラスメートがチヤホヤされているのが羨ましかったという単純な理由ですが、、笑)。
「これだけ準備すれば良い点が取れる」とわかっているので多少しんどくても乗り越えられます。
保全性特有の抜け漏れへの不安が勉強という行動をモチベートしてくれるからです。
こうした経験から僕のような保全性が高い人はとにかく時間を作ることが最優先課題なのかなと感じます。
どうしても無意味にスマホを見てしまったりテレビを見てしまったりする時間を極力減らして、不安要素を洗い出す時間に充てる。
不安要素が何かわかってしまえば保全性が高いタイプは解消したくてたまらなくなります。
解消が可能だと思える時間があれば必ず行動に移っていくでしょう。

時間の使い方が僕の今後の課題です
まとめ
今回は『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれるあなたが伸びる学び型』の概要と感想についてお話ししました。
巷には様々な勉強法に溢れています。
そのどれもが「誰かにとって効果的だった」のは間違い無いでしょう。
しかし、それは「あなたにとって効果的」では無いこともあります。
『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれるあなたが伸びる学び型』を読んであなたにとっての「学び型」を身につけてみてくださいね!!
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